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今年の最優秀新人賞島田トロフィは薗田峻輔

新人賞のプレゼンターで、永久シード選手の尾崎直道は、来年1月のザ・ロイヤルトロフィのアジアキャプテンでもある。メンバーの薗田は今からゲキを受ける?!
社団法人日本ゴルフツアー機構の初代会長、島田幸作氏の名を冠した「最優秀新人賞島田トロフィ」は昨年が池田勇太、一昨年が石川遼と、今をときめくスターが受賞者に名を連ねる。
「僕も、そういう並びになればいい」と、力がこもった。
一生に一度しかチャンスのない賞の受賞に「1年間頑張った結果が表れて嬉しいです」と、頬が緩んだ。

昨年12月のプロ転向から、出場わずか5試合目の6月、ミズノオープンよみうりクラシックで、ツアー初優勝を挙げた。
すでにツアー通算9勝の2つ下の後輩が、そのプレーぶりを「王様」と評した。「ドライバーの飛距離と、アイアンのキレはもちろん、薗田先輩の魅力は強気のパッティング」とかねてより、石川が絶賛していた。

そのあとも立て続けに優勝争いに絡み、その真価を証明してみせた。9月のフジサンケイクラシックでは、その石川とプレーオフで争った。賞金ランクは10位と、大躍進をとげた。

「今年はシードを取るというプレッシャーもあったので。その中でここまでやれたのは、大きな自信になる」。

と、同時に複雑な思いもよぎる。
ビッグマネーが続く終盤戦だ。「優勝争いが出来なかった。年間を通じて、平均的なプレーが出来なかった」と、反省の弁も続いた。

まずは、ファイナルQTランク22位の資格で本格参戦を果たした2010年。「春先はいくつか出られない試合もあって。でも来年は、フルエンジンを搭載してかからなければいけない。今年とはまた違った戦略をたてて戦わなければ」と、肝に銘じた。

オフの計画はいろいろあるそうだが“王様”が、真っ先に照準を合わせたのが来年1月。
正月早々に、タイはバンコク郊外のブラックマウンテンゴルフクラブで行われるアジアVS欧州の対抗戦「ザ・ロイヤルトロフィ」だ。
「チームのために、頑張りたい」。
“王冠”奪還のため、率先してチームを引っ張っていく構えだ。

※2010年度の最優秀新人賞島田トロフィを獲得した薗田には、社団法人日本ゴルフツアー機構より記念のトロフィと、株式会社東洋丹芝園の澤井喬・取締役より賞金100万円と同社の「最強のサプリメント『楊貴芝』」が、また株式会社デサントの星田勲・常務取締役より「ランバンスポール カジュアルウェア」が贈られました。

  • 賞金100万円と、
  • カジュアルウェアの副賞を受け取って、来季にかける思いも新たに!

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