今年もジャパンゴルフツアー選手会による『ゴルフ伝道師』の為の小学校訪問が始まった。

（社）日本ゴルフツアー機構（ＪＧＴＯ）が、毎年、子供たちにゴルフを始めるきっかけ作りを目的に、スナッグゴルフ用具一式を全国の小学校に寄贈している事から、選手会が一昨年より実施している寄贈先の小学校に『ゴルフ伝道師』を派遣し、子供たちにゴルフの楽しさ、素晴らしさ、夢を持つ事の大切さを選手自ら子供たちに伝えて行こうという取り組みである。

今年第１回目の伝道師は、昨年の関西オープンの優勝者、野仲茂。
今回、野仲が訪問した小学校は、地元でもある横浜市立岩崎小学校。
最近の天気からは考えられない澄んだ青空と暖かさは絶好のゴルフ日和。地元のヒーローがグランドに現れると、待ちわびた子供たちに瞬く間に囲まれて大歓迎を受けた。
「ゴルフの楽しさを少しでも知ってもらえたら嬉しいですね。」と意気込んでいた野仲も、熱烈な歓迎を受けてさすがに少し照れ気味だったが、すぐに子供たちと打ち解けて、笑顔で丁寧に質問に受け答えする姿は、野仲らしい優しさと人柄の良さが溢れ出ていた。

実技講習の前にスナッグゴルフセットの寄贈式が行われ、デモンストレーションで野仲が打ったボールは目にもとまらぬ速さで青空の中へ、そして次の瞬間「うわー！すごーい！！」と子供たちの大歓声と拍手が湧き起った。
さあ、待ちに待った実技講習の開始だ。
準備運動の後、野仲選手からクラブの持ち方を習い、早速みんなで練習開始。
練習内容はパット、アプローチ、ショットの３つ。
クラブを握るのは初めての子供たちばかりだったが、みんなみるみる上達して行った。
野仲からも「ナイスショット！上手になったね！」と褒められて、子供たちはみんな嬉しそう。
そして４チームに別れて試合が行われると、子供たちのテンションは最高潮に。
どのチームからも「ガンバレー！」の大声援。
そして勝負が決まった瞬間、勝ったチームは仲間同士でハイタッチ！最後に飛び跳ねて野仲とハイタッチ！野仲も嬉しそうに『良い試合だった、どのチーム頑張りました！』と短時間で上達した子供たちを労った。

実技講習終了後に野仲から「みんな今日はどうだった？」と聞かれると、子供たちからは、「初めてやったけど楽しかった！」、「テレビで観るより難しい事が分かった」、「どんどんできるようになって楽しかった」と大満足。野仲から「今日のように友達みんなで試合ができたら楽しいよね。みんな練習したらもっともっと上手になるから、頑張って上達したらまた呼んでね。」と大好評だった実技講習を締めくくった。

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• 野仲 茂