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東建ホームメイトカップ 2011

後輩に負けじとS・K・ホが奮起

賞金王を1打差で追いかけるのは、やはり韓国出身のS・K・ホ。今年掲げた新たな課題、「後輩たちに、良い見本を示したい」との、年長者の自覚を好スタートにつなげた。
序盤は11番で、硬いグリーンに弾かれ左のバンカー。13番でもアプローチをオーバーさせた。いずれも4メートルのパーパットを残したが、これをしのいだ。
その直後の14番で、最初のバーディは1メートル。

「ピンチはたくさんありましたが、なんとかしのげた。このコースは毎年、凄くグリーンが硬くて苦労させられますが、珍しく風がなかったのでどうにかノーボギーで回れた」と、胸をなで下ろした。

前夜は、韓国出身の若手を集めて食事会を開いた。
昨年までは、大先輩の金鍾徳(キムジョンドク)への気遣いもあり、ことさらに後輩を誘うことなどしなかったが、今年は37歳のSKとI・J・ジャンが韓国勢の最年長となり、自覚が生まれた。

初来日は、2001年。「新人のころは、僕も不安や戸惑いで、失敗ばかりしていたから。僕が経験したことを、若手に少しでも伝えていけたら」。

シード選手とQT組を合わせると、20人を越える大所帯となった韓国勢の長として、引っ張っていきたいという気持ちが、自身のプレーにも大いに張りを与えている。

このオフは、初めて韓国勢での宮崎合宿も励行した。「後輩を指導する、というからにはまずは自分が良いプレーを見せなければ」。
有言実行の好発進だった。

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