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UBS日本ゴルフツアー選手権 宍戸ヒルズ 2009

グレゴリー・マイヤーが単独首位

日本ツアーで25年目のシーズンは、試練の年となった。故障して、欠場を余儀なくされたのは昨春。賞金ランクは114位にとどまって、シード落ちを喫した。

しかし、公傷制度を利用して、今季は開幕から7試合に出場できることになった。
今大会を含め、残り3試合で昨年稼いだ賞金と今季の分を足して、昨年のシード権のボーダーラインの1177万3933円をクリアすれば、改めて今季の出場権が与えられる。

現在、合計812万5171円。
まさに正念場を迎え、このツアープレーヤーNO.1決定戦で、いよいよマイヤーが本気になった。

6アンダーの65は課題だったパットが冴えに冴えた。
一昨年前に使っていたエースパターを引っ張り出したことで、以前の感覚が戻ってきた。
チャンスはほとんど逃さず、ピンチもパットでしのいだ。
「今日の救いはパッティングに尽きますね」と、ハワイ出身の48歳は海外メディアに向けて母国語の英語で答えたが、実は日本語べらべらだ。

とりわけ、99年に結婚した妻・安貴子さんの影響で、関西弁がお得意だ。
ときおりギャグを交えて器用に操る。
「酒は越乃寒梅、焼酎は芋」というほど、大変な日本通でもある。
それだけに、ツアー初優勝が少しでも早く待たれる。
「頑張りますよ!」と力こぶを作った。

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