動揺は隠せなかった。米カリフォルニア州パシフィックパリセーズのリビエラカントリークラブで行われているノーザントラストオープン２日目。この日インスタートの丸山茂樹が11番で打球事故にあった。

「背後でシュ〜っという音がして、振り向いたら背中にドスン、と…」。
すぐそばの練習場から飛んできたボールが直撃。

あまりの衝撃に、丸山はその場に崩れ落ちた。
しばらく仰向けに寝そべって痛みが去るのを待ってから、競技を再開したものの、前日の１アンダーからスコアを崩して２オーバーまで落ちた。

ホールアウト後に左の肩胛骨あたりをさすりながら、「今は押さない限り、痛みはないよ、大丈夫」と丸山。
「スコアはいい訳してもしょうがないけど、ボール当たるなんて自分でも初めてでびっくりしちゃいましたね。さすがにちょっと、動揺しちゃった」。

２００４年には２位。現在は、車でわずは20分のところに自宅を構える。学生時代から慣れ親しんだ相性の良いコースなだけに残念な事件だが「PGAツアーに言ったら“アクシデントだ”って。“バッドラック”って言ってましたよ。まあしようがない。ちょっとこっちでゆっくりしますよ」と、苦笑混じりに話した。

• 丸山 茂樹