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日本オープンゴルフ選手権競技 2000

それぞれの胸に秘めた、“鷹の台”の思い出

今野康晴、深堀圭一郎は「思い入れが強いんです…」

 ここ鷹の台カンツリー倶楽部は、1958年、61年の今大会のほかに、関東オープンや日本アマチュア、日本学生選手権など、たくさんの競技が繰り広げられてきた。

 特に、関東学生ゴルフ選手権は、今も決勝ラウンドが行われている。
 学生ゴルフ界で活躍してきたプレーヤーにとっては、非常に思い出深いコースでもあるのだ。

 明治大学出身の深堀圭一郎は、4年時の関東学生で、ライバルであり良き友人の丸山茂樹と3回戦を戦った思い出がある。
 「あのときは、マルとの戦いまでにすでに4ラウンドしていて、もうヘトヘトで、1番なんか100ヤードくらいしか飛ばなくて、いきなり4連続ダウンしたんですよね。結局、4アンド3で負けました(笑)。 あのときは本当に苦しかったけど、今となっては良い思い出です。それにここは、今もOB会などでたびたびラウンドすることがありますから、他の人よりコースに対する思い入れは強いんですね」と話す。br clear="all">

 この日、69で回って1オーバー、11位タイの今野康晴は、日大時代に1995年の関東オープンに出場し、13位でベストアマに輝いている。
 「あのときも、ラフはこれくらい深かったし、フェアウェーも狭くて本当に大変でした。
 ここは関東学生でも何度もまわったコースだし、学生時代、ゴルフ部にいた人は、鷹の台には何かしらの思い出があると思います」(今野)。

 数多くの名勝負、名プレーヤーを生んできた鷹の台。今年は、どんなドラマが待ちうけているのだろう。

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