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コカ・コーラ東海クラシック 2009

梶川剛奨が自己ベストの単独2位に

一昨年前は、藤島豊和。昨年は、池田勇太。ここ数年、誰かが毎年この大会で優勝争いの末に2位につけたのをきっかけに、初シード入りをほぼ手中に収め、そのあとスター街道をのし上がっていくという構図が描かれてきた。

そして今年もやっぱり出た。
プロ14年目の梶川剛奨が、優勝争いの末に自己ベストの単独2位につけ、獲得賞金は1700万円を超えて、賞金ランクは38位に浮上。来季のシード権に当確ランプを灯した。

自身2度目の最終日最終組は、賞金ランク1位の石川遼と同2位の池田に挟まれ、「メンツが悪すぎるでしょ。強すぎるでしょ」と、苦笑していた。
「時代を象徴するスターたち。僕の出番じゃないですよ」と言ったのも、けっして謙遜ではなかった。

今年38歳。2人より、15歳以上も年上ながらツアー初優勝はおろか、賞金シードも獲得したことがなかった。この日の朝も「そんな僕が、優勝を意識して出来るほど、甘くはない」と言い聞かせて出ていった。
「今をときめく2人だから、どうせどちらかに勝たれちゃう」とほとんど諦めて、スタートしていったのだ。

「そういう気持ちで気負わずにやっていたのが、良かったのかもしれない」と、振り返る。
ふたをあけてみれば、若い2人よりもずっと安定したプレーで18ホールを戦い抜いた。
確かに、「終盤は、緊張で体が動いていなかった。パットもカップに届かなかった」と本人も悔しがったように、14番では3メートルを、15番では5メートルのバーディパットを外した。

難しい16番パー3では、ティショットが右の急斜面から転がり落ちて、ピンそば2メートルに寄る絶好のチャンスも決められなかった。
そして、右のラフから1メートルにつけた17番も入れ損ねたが、バーディをたくさん取るかわりにボギーやダブルボギーも打つ、浮き沈みの激しい2人を横目に、最終組の3人のうち、ただひとりボギーなしのラウンドが光った。

賞金ランク1位と2位の若き激突に大きな注目が集まった4日間だったが、最終日に繰り広げられた史上希に見る名勝負は、梶川の踏ん張りがなければこれほどスリリングな展開にはならなかった。38歳の粘りが輝いた1日でもあった。

「優勝は無理だったけど、まずはシードが目標だったから良かった」と、満足そうに「ひとまずはめどがついたし最終日最終組も経験出来たから。次は、チャンスが来たら、優勝も狙ってみようかな」と、がぜん欲も出てきた。

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