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谷口徹平均ストローク賞とパーキープ率賞受賞

今年度最終週の世界ランキングで27位につけた谷口は、「ショートゲームなら、米ツアーの選手にも引けを取らない自信がある」と語ったが、それも確かに数字が物語っている。

平均ストロークとパーキープ率で1位につけたばかりか、今年は平均パット数で2位。バーディ率、サンドセーブ率で3位といずれの部門でも好順位を記録したのは年間を通じ、高いレベルで安定した成績を残したという何よりの証しだ。

平均ストローク賞には社団法人 日本ゴルフツアー機構会長の島田幸作より記念のトロフィと、東洋製薬株式会社の澤井喬(さわいたかし)取締役(=写真上、右)より賞金100万円と、副賞の同社「最強のサプリメント 楊貴芝 1年分」が贈られた。

パーキープ率賞には同トロフィと、株式会社東急リゾートサービスより副賞の「ホテルハーヴェスト ペア宿泊券」が贈られた。

さらに、最優秀選手賞と、賞金ランキング賞と合わせて4冠。
数々の栄冠を手にファンと、スポンサーと、関係者のみなさんに感謝の言葉を述べたあと、ますます高みを見据える賞金王は、次なる野望を口にした。

「来年は、飛距離アップを目指したい」。

中嶋常幸には、常々言われていたことだった。
「谷口は、あと20ヤード飛ばせば海外でもかなり面白い戦いになる」。
そして、それは本人も認めるところだ。
「もう少し飛距離があれば、メジャーでも楽に予選通過ができる。彼らとも対等に戦える」。
そう感じていただけに、今季のドライビングディスタンス103位(平均265.90ヤード)には、忸怩たる思いもある。

これまでは、オフのトレーニングをあえて控えてきた谷口が、4年ぶりのマスターズを目前に方向転換。
「真剣にやらないと」と、考えを改めたのには今後のゴルフ人生のこともある。

中嶋をはじめ、尾崎健夫や室田淳らは、シニアを迎えた今でも若手に劣らない飛距離を誇る。
「だから今でもレギュラーで戦える」。
飛ばす選手はそれだけ、長く一線で活躍できるのだ。

来年には40代を迎え「このままでは落ちる一方。若い子にも勝てなくなる」という危機感もある。
40歳を越えて、さらなるピークを迎えたジャンボ尾崎やベン・ホーガンのように・・・。
「僕も、長くトップを張れる選手になれるよう頑張っていく」。
頂点に立ったそばから自らにムチを入れ、いっそうの飛躍を誓った。

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