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東建コーポレーションカップ 1999

尾崎智春

隣りのラフに打ちこみ、グリーンへ向かう父を思わず振り返る尾崎智春。
またやってしまった・・・・。尾崎智春。
折り返しの10番。前日、ティショットを右に押し出し、父・ジャンボと“ニアミス”したホールで、同じ失態だ。
11番ティーですでに、ビッグドライブを放ち終えた父の第1打。
それとほぼ平行線上のラフに、またもや大きく右に飛び出したティショットを、落っことしてしまったのだ。
父は、息子が2打地点につくまでに自分の球を、ピン横50センチにピタリ。
智春が球に駆け寄り、リカバリーショットを打つ間に、グリーンでは、父が楽々バーディパットを沈めていた。

結局、尾崎智春は、3バーディ、6ボギーの75。通算3オーバー93位タイで予選落ち。

「10番ではまた、打ってはいけない方向に打ってしまって・・。打ちたくない方向へ行っちゃうのはヒドイ。おいしいロングホールなのに・・・。
いいプレーを見せたかったのに残念です。
プロの方々との力の差、手に取るようにわかりました。僕は、ツアーで闘っていくには、あまりにもショットのジャストミート率が低すぎるとわかりました。
反省する点が多かった。7番ティショットでも人生はじめてのチョロをしてしまったし・・・。5番ホールまで、1アンダーでいってたのに、6番、7番、8番と連続ボギーをしてしまった。で、11番、12番でも・・(連続ボギー)。ハ〜(大きな溜め息)。これが痛い。
自分の中で何が悪いのか、こないとどうにもならないので、次回までに練習に精を出して、反省できるっていう点で、よかったのではないでしょうか・・・。・・・この予選落ちはきついですけれども・・・オヤジには・・・・ぼろくそ言われるでしょうね。10ストロークも差をつけられて・・・。でも、またばんがって次はぜひ、5月ころの試合に出させていただきたいと思っています」

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