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2004 アジア・ジャパン沖縄オープン 2005

正岡竜ニ君、地元・沖縄出身のアマチュア「藍ちゃんより、有名人になりたいと思います!!」

現在、東北福祉大3年生のアマチュア、正岡竜ニ君は地元・沖縄県の宜野湾(ぎのわん)市出身。ツアーは通算5回目、今大会はこれで3年連続の出場となるが、まだ、いちども予選通過したことがない。

昨年の今大会は、「トーナメント仕様のセッティングに最後まで慣れなくて…。自分の下手さを痛感したまま、2日間で終わってしまった」と振り返る。

あの悔しさは、今年こそ晴らしたい。
そのために、今回は心強い助っ人を連れてきた。
大学の2年下の後輩、池田勇太君(=写真右)は、過去6回のツアー出場で日本オープンのローウェストアマチュア賞を取るなどの、実力の持ち主だ。
年下であることを、微塵も感じさせない強心臓ぶりも正岡君には頼もしい。
「今度こそ、一緒に予選通過しよう!」と、声を合わせた2人。

いずれは、プロデビューを目指している正岡君や池田君にとって、今大会ディフェンディングチャンピオンの谷原秀人を含め、星野英正、谷口拓也や、やはり同じ沖縄出身の宮里優作ら、東北福祉大のOBたちは憧れであり、もっとも身近な目標でもある。

中でも、正岡君の伝え聞くところによると宮里は、大学時代は今よりずっと、痩せていたらしい。

「僕はいま、身長175センチの体重は66キロくらいなんですけど、当時の先輩は僕よりももっと細かったって。それを、トレーニングで今のマッチョな肉体にしたんだそうです。それを聞いて僕も、もっとやらなくちゃって、校内の合同トレーニングも以前より、うんと積極的に取り組むようになりました」(正岡君)。
先輩の跡を追って、いまは懸命に修行の毎日。
また宮里の妹で、女子ツアーで大活躍中の藍さんとは、正岡君の小学生時代からの幼馴染みでもある。2つ下の藍さんの活躍もまたまぶしい限りだが、いつまでも指をくわえて見ているつもりは毛頭ない。

藍さんを上回る活躍で、いずれは男子ツアー界を引っ張っていける選手になるのが目標。
「…いつか藍ちゃんよりも、有名になってみせます!!」地元大会の本番を前に、大きな目を輝かせた。

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