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久光製薬KBCオーガスタ 2000

倉本昌弘が手術後、初めて会場に元気な顔を見せた

「ほんとうに、生きててよかった…」

 6月に、心臓弁膜症の手術を受けていた倉本昌弘が、術後、はじめて会場に顔を見せ、「あのままゴルフを続けていたら、死んでいたかもしれない、と医者に言われて…。本当に生きててよかった…」とコメントした。
 今年5月のマンシングウェアオープンKSBカップを体調不良で棄権。そのあと、精密検査を受けて肺炎との診断を受けたが、さらに詳しい検査で実は心臓弁膜症を患っていて、かなり危険な状態であることがわかった。
 放置して転戦を続けていれば心不全を引き起こし、命の保障もなかった。

 術後の経過はまずまずで、今では軽い素振りやパター練習、ベンチプレスなどの軽いトレーニングもできるくらい回復し、「来年の開幕には…」というツアー復帰にむけ、リハビリに励む毎日を送っている。
 倉本は、「生きて、またゴルフができる…こんな嬉しいことはないですね。今年いっぱいは治療に専念しつつ、ギャラリーとしてツアー会場に訪れ、今のトーナメントの改善点を考えたり、テレビ解説もしてみたいし、依頼があればプレスルームにこもって原稿なんかも書いてみたい。
 こんなに長いことツアーに出なかったのは、始めてのこと。この機会を生かして、これまでどっぷり中につかっていたツアーを、今度は外からもじっくり見てみたい」と話した。

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