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2007年度ジャパンゴルフツアー表彰式<2>

いまやシードの常連S・K・ホや熊本県出身の井手口正一も、ここから羽ばたいていった。ジャパンゴルフツアーのチャレンジトーナメントは実力がありながら、レギュラーツアーの出場権を持たない選手たちに飛躍のチャンスを与える場所だ。

今年は7人の選手がスタートラインに立った。

チャレンジトーナメント賞金ランク2位の冨山聡
同3位の太田直己
同4位の横田真一
同5位の中島雅生
同6位の杉原敏一
同8位の山下和宏

この6人は来季ツアー前半戦の出場優先順位を獲得した。
そして、ランク1位に輝いた松村道央(=写真)は、シーズンを通してツアーに出場できる権利を得た。
今年から規定が変わり、賞金ランク1位の者にはいわば“年間パスポート”が与えられることになった。
松村はその“第一号”として、12月3日に行われた「2007年度ジャパンゴルフツアー表彰式」で「チャレンジ賞金ランキング賞」の表彰を受けた。

社団法人 日本ゴルフツアー機構会長の島田幸作より記念のトロフィと、ANAインターコンチネンタルホテル東京より副賞として『ディナー付きスウィートルーム ペア宿泊券』を受け取って、改めて決意を固めた。

「二度とチャレンジに戻って来なくても良いよう頑張ります!」。

入れ替わりの激しい昨今の男子ゴルフ界。
力が拮抗しているだけに、少しでも油断すればあっという間においていかれる。
しかしその分、チャンスも無限大と言える。
しかも松村はプロ2年目の今季、確かな手ごたえをつかんでいる。

今年7月のデビュー戦「長嶋茂雄 INVITATIONAL セガサミーカップ」から、ツアー出場7戦ですべて予選を通過したばかりか、9月のANAオープンで初日首位。
終盤は、最後まで賞金シードを争ってランクは85位。
少ないチャンスを生かし、初シード入りまであと一歩というところまで踏ん張った。
その自信を胸に、チャレンジトーナメントでは最後の2試合で連続優勝を達成し、逆転で1位の座をものにした。

父親の影響を受けてクラブを握ったのは10歳のとき。
名門・日大に進み、4年時の2005年に日本学生ゴルフ王座決定戦を制して翌年にプロ転向。
そのあと2年間、チャレンジトーナメントで培わった経験をいよいよ発揮するときが来た。
来年7月に25歳を迎える松村が、チャレンジの星になる。
本格参戦を迎える来季こそ、チャンスを生かして初シード入りをかなえてみせる!

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