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増田伸洋が地元・千葉で『ゴルフ伝道師』に!・・・①(2月24日)

「ゴルフ伝道の旅」とは、(社)日本ゴルフツアー機構(JGTO)が、社会貢献の一環として子供たちにゴルフを始めるきっかけ作り、そしてゴルフの楽しさを伝える事を目的として選手たちがリレー方式で全国の小学校を訪問している試みで、今年は武藤俊憲、手嶋多一に続いて3回目となる「ゴルフ伝道の旅」には増田伸洋の登場だ。

増田と言えば、昨年の7月に東日本大震災の被災地である宮城県牡鹿郡女川町の避難所を訪れ、子供たちとスナッグゴルフを楽しんだメンバーのうちの1人。そして昨年の11月に行われたスナッグゴルフ全国大会のドリームチームメンバーとして参加した1人でもある。
もうスナッグゴルフはお手のもの!?と、思いきや、本人は「難しいです!まだガチンコで子供たちに負けます」と苦笑い。
「子供と接する事が大好きで、ゴルフを通して子供たちが自分から何か学んでくれる事があれば何でも教えたい」と、今回の小学校訪問も快く引き受けてくれた。

昨日までの雨と寒さが嘘のように晴れ渡った空の下、今回、増田が訪れた小学校は千葉県にある野田市立清水台小学校。
スナッグゴルフの実技講習を受けるのは4年生児童の76名だ。
子供たちが待っているグランドに増田が姿を現すと、子供たちから歓声と拍手が沸き上がり、これには増田も少し照れた様子。
松尾校長先生の挨拶の後、スナッグゴルフセットの贈呈式が行われ、増田から生徒を代表して浦辺君と佐藤さんへと手渡された。
「今日は短い時間だけど、みんなにゴルフの楽しさを伝えられたら嬉しいです。みんなで頑張りましょう!」と増田から子供たちへの挨拶があり、早速実技講習が開始された。
デモンストレーションで増田がフルショットを披露すると、子供たちは大喜び!
「すごい!」「ボールが早くて見なかった!」と、大歓声だ。
続いて子供たちも基本練習に取りかかり、増田が1人1人に声を掛けながら丁寧に教えて周り、うまく打てた子供とハイタッチ!
徐々にうまくなって行く子供たちを見ながら増田も子供たちも嬉しそう。

そして最後は子供たちが2打のハンデをもらって、パー3の実践形式のショートゲームだ。
増田と対戦するのは浦辺君と林君の2人。
増田は2打目をグリーンの外からチップインバーディ!
増田からガッツポーズも飛び出し、子供たちからも歓声が沸き上がった。
プロの意地を見せつけた増田だが、林君が3打目のロングパットを見事決めてパー、浦辺君は緊張しながらもダブルボギーと、林君が1位、浦辺君と増田が2位タイと見事に増田を打ち負かした。
これには「まいった・・」と増田も苦笑い。

楽しい実技講習は大いに盛り上がり、子供たちからは笑顔が絶える事がなかった。
増田は、「みんなうまくなりました、年内にまた会いに来るから、もっともっと練習して次回うまくなったところを見せて欲しいです」と笑顔で子供たちに約束をした。
子供たちの感想は「はじめてゴルフをしたけど楽しかった」「難しいと思っていたけど、楽しかった、またやりたい」「増田プロはすごい!」と子供たちも大満足の様子だった。

実技講習の後は子供たちと一緒に給食。
中学生の頃はお弁当だったという増田は、26年ぶりの給食だ。
「嫌いな食べ物はありますか?」「なぜプロゴルファーになったのですか?」「はじめての賞金で買った物はなんですか?」など、子供たちから質問が飛び交う、楽しい給食の時間を過ごした。

給食後は「サイン下さい!」と我先に子供たちの長蛇の列!
今日の為に色紙を用意してきた子供もいれば、自分の筆箱、ノート、下敷き、帽子といろいろな物を持ってくる子供たち。短冊を持ってきた子供には増田も大爆笑!
子供たちがいなくなるまで丁寧にサインを書き続けた。