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額賀辰徳が単独5位で初シードに王手!

現在、ドライビングディスタンスはランク1位につける額賀が最後に魅せた。525ヤードの最終18番は、雨模様にもかかわらず第2打の残り距離がなんと171ヤード。
7番アイアンを握り、4メートルにつけた。
このイーグルトライをねじ込んで通算7アンダーは、10月のキヤノンオープンの8位タイをさらに上回る自己ベストフィニッシュに、ある確信が沸いてきた。

「これで決まりでしょう、多分」と、ニヤリと笑う。

単独5位賞金は、600万円を加えて今季の獲得賞金は、1300万円を超えた。
初めての賞金シードにほぼ王手をかけて、「やっとスタートラインに立てた」。

中央学院大時代から、数々のアマタイトルを総なめにして、2006年にツアーデビュー。
身長183センチは、なんといっても豪快な飛距離が魅力の大型プレーヤーは、周囲の期待に反して伸び悩んだ。
プロ転向から4年。
出場権すら持たない苦しい時を経て、ようやく表舞台に出てきた。

昨年のチャレンジトーナメントはランク6位の資格で参戦した今年も序盤になかなか結果が残せなかったが、やはり飛ばし屋の小田孔明の言葉が効いた。

「お前もせっかく飛ぶんだから。それを生かすためにも、もっとショートアイアンを練習しろ」。
飛距離だけでなく、小技も得意なツアー2勝の先輩のアドバイスには説得力があった。以来、100ヤード前後のショットに磨きをかけて、チャンスにつく回数も格段に増えてきた。技術面の向上は、すぐに自信につながった。
「以前は、スコアが出始めるとすぐ守ってしまったけれど。最後まで思い切って攻めきれる」。
この日は、そんなプレースタイルに、同組で回った丸山大輔にもお墨付きをもらった。
「お前のゴルフはアメリカ向き。いつか絶対に向こうでやれ」と言われて、ますます自信が深まった。

次週は地元・茨城県の大利根カントリークラブで行われる「The Championship by LEXUS」は、出られるかが微妙だったがこの5位の資格で確実に出場権をモノにした。

さらに翌週の三井住友VISA太平洋マスターズとダンロップフェニックスは推薦での出場が決まっており、このたびの上昇気流に乗って気持ちも前向きだ。

今年の目標だった来季の出場権もほぼ手中におさめたら、「ようやく優勝…という言葉が出せますね」。
次なる目標は、もちろんツアー初優勝。
この勢いのまま、ぜひ実現させたいところだ。

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