今週、２週連続優勝がかかるのは、藤田寛之。地元・福岡県出身。かねてより、目標を口にしている国内メジャー制覇と同様に、いやそれ以上に欲しいのが、この「ＶａｎａＨ杯ＫＢＣオーガスタ」のタイトルだ。

18歳まで過ごした故郷でのトーナメントは毎年、古い友人がたくさん来てくれる。
「僕のような選手を応援してくれる人たちのために頑張っているようなもの」という藤田にとって、ここでの優勝は格別なものがあるのだ。

７月のセガサミーカップでツアー通算７勝目をあげて、その３週後に全米プロで２年連続の決勝進出を果たし、先週は帰国直後の関西オープンで念願の年間２勝目をあげるなど、その勢いはとどまるところを知らない。

好調の波に乗り、「ぜひ、次の３勝目を狙っていきたい」。
それが今大会なら言うことはない。

• 藤田 寛之