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VanaH杯KBCオーガスタ 2009

藤田寛之「今年はエビチリでした」

毎年、この「VanaH杯KBCオーガスタ」の週は月曜日に、いちど地元・福岡の香椎の実家に寄ってから、会場入りすることに決めている。
今年は、2年連続で予選通過を果たした全米プロから帰国してすぐ、先週の関西オープンで今季2勝目をあげて“凱旋帰郷”。

いつも母・美登子(みとこ)さんの手料理を楽しみにしている藤田は、「特にかあちゃんが作ってくれるチャンポンが絶品で」。今年も郷土料理の好物を期待して、よだれを垂らして帰ってきたのだが、あてが外れた?!

「今回はエビチリでした」と、なぜかちょっぴり残念そうに、「しかも、初めて作ったとかで、調味料を間違えたのか辛すぎて……」と苦笑したが、それでも「優勝のお祝いに」と腕をふるってくれた母親の気持ちはとても嬉しい。

年間、数あるトーナメントの中で唯一、父・寛実さんと両親揃って応援に駆けつけるのが今大会だ。予選から張り切って見に来てくれる父母の期待に応えたい思いはデビュー当時からずっとある。

「両親の目の前で優勝するシーンを何度も描いてきた。いまは特にゴルフが良い状態だし、ぜひ実現させたい。その思いを変なプレッシャーにせず、力に変えて頑張りたい」。
ぜひ2週連続での今季3勝目で、両親の恩に報いたい。

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