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VanaH杯KBCオーガスタ 2009

今野康晴は復帰2戦目にして手応え

しばらく休んでいる間に、スイングが見違えるように良くなった。この2日間、同じ組で回った竹本直哉が太鼓判を押してくれた。ツアー6勝の選手をつかまえて、まだ、未勝利の選手が「僕が言うのもなんだけど」と前置きした上で竹本は、今野を褒めちぎった。

やはり、一緒に回った昨年11月のキヤノンオープン。あのとき、今野は最終的に2位に入ったが、「今のほうが、全然良いよ。キレイなオンプレーンで、前よりもっと良い感じだよ!」と、竹本に絶賛されて、「本当に?」とまんざらでもない笑み。

加えて、この日はパットも冴えた。
やはり竹本が「特別長いのはなかったけれど。ショットで1ピン位内にビシビシつけたチャンスが今日は全部入ってたじゃない!」と、絶賛した。

5月の三菱ダイヤモンドカップのあと頸椎ヘルニアを患い戦線離脱。痛みは右肘や、右親指の先まで及び約1ヶ月というもの、ろくに練習も出来なかった。
電気や鍼など、ありとあらゆる治療を試み、ようやく打てるようになってきたのが今月初め。
小さな地区競技などで腕ならしを始め、恐る恐る復帰したのが先週の関西オープン。

4日間、プレーをしたのは本当に久しぶりだったが、7位タイにつけて少し安心できた。
首は完治したわけではないが「痛くならない程度に出来ることをやればいい」という気負いのなさが、かえって好結果をもたらしているようだ。

調整不足なはずのショットが良くなっているのも、やみくもに打つのではなく、1打1打丁寧に打ち込んだから。
この日の暫定4位タイも、まさに怪我の功名といえるだろう。

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