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トーシンチャレンジトーナメント 2008

池田勇太「勝って帰ります」

強いゴルフで単独首位に立った池田勇太。

「こういう難しいコースで良いスコアがでると、明日が楽しみ」とさらっと言ってのける。
それもそのはず。この日、全選手の中で唯一のノーボギー。
5〜6メートルの微妙な距離のパッティングを沈め、9番では坂から転がり落ちてきた所からチップインバーディ。「17番でミスをした」と言っても、パーセーブで難なく6アンダーをマークした。

バーディを取れるところで取れていない。惜しい場面も幾度とあった。
「本来は62、63が出てもおかしくないゴルフです」と森コーチは話す。

先週の「SRIXONチャレンジ」は最終日に「75」を叩き、50位タイでホールアウト。チャレンジトーナメント3週連続開催の影響からか、少しずつ調子が落ちてきていた。今週は基本を忠実にコーチと2人3脚で、精神面も含めて理想のスイングに近づけた。
それが実践されたかのようなゴルフを見せた。

現在、上平栄道とチャレンジ賞金ランキング1位の座を争っている。先週を終え残り2戦の段階で、1位の上平を約90万円差で追いかける。
今週の「トーシンチャレンジ」は既に上平が予選落ちしているだけに、どれだけ差を縮められるか。今回、優勝すると一気に90万円の差を付けて1位に躍り出る。
池田自身も「賞金ランキング争いも面白くなってきた」と自信を覗かせる。

明日は2位と2打差の単独首位スタート。
今年の「エバーライフカップチャレンジ」では、今回と全く同じ条件でプロ初優勝を飾った。
簡単に崩れないと前評判が高い池田は、どんなゴルフを見せてくれるか。

「勝って帰ります」という言葉には貫禄さえ感じさせた。

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