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Novilカップ 2008

上平栄道 「リラックスして明日もできれば」

今、チャレンジの賞金ランキング1位をひた走る。
開幕戦の『PRGR CUP』で2位タイ。続く2戦目の『有田東急JGTOチャレンジⅠ』で優勝し、獲得賞金は一人だけ300万円を超えている。

「抜かされるのは嫌だから。トップを渡さないように」。
今週は中でもチャレンジの最高賞金額を誇るトーナメント。優勝賞金が360万だけに負けられない。
まだ4戦目だが、どこか賞金王の風格も身についてきた。

今日はフェアウェーを確実にとらえたショットに、タッチがあったというパッティング。
ノーボギーの6アンダーで4位タイまで急浮上だ。

ホールアウト後に、何度もこの言葉を繰り返した。
「リラックスして明日もできれば」。

ツアープレーヤーの中でも小柄な体格の上平は、身長が158センチ。
飛距離が伸び悩み、どうしてもセカンドショットの距離が残ってしまう。距離があれば、当然長いクラブの選択を余儀なくされ、ショットに力が入る。チャレンジトーナメントで勝って、ツアーを意識するようになった時から、余計に力んでしまいがちにもなっている。

このタフなコースを攻略するには、肩の力を抜いて打つこと。飛距離がなくてもフェアウェーに行けば、間違いなく良いスコアがでる。
「フェアウェーとラフの違いを感じてからは、変に力みも消えた」と話す。

「明日も意気込まずに頑張ります」と、4打差の首位を追いかける。

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