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SRIXONチャレンジ 2008

「ぶっつけ本番で臨んだのがよかったのかも」大野友栄

大野友栄(おおの・ともえい 35歳)は、今週北海道で行われているANAオープンにウエイティングで出場の機会をうかがっていたが、諦めて昨日の夜戻ってきたばかり。有馬ロイヤルGCをプレーしたことは一度もなく、まったく何の知識もなく、試合に臨んだ。が、上がってみれば4バーディ、1ボギーの3アンダー69をマークした。

今シーズンは調子も悪く、チャレンジでも予選を通らない。
ところがセガサミーカップのころから親しくしてもらっている桑原克典と、水巻善典と今週北海道で一緒に食事することができたことが功を奏した。そのときに「厳しいこともいわれましたが、気持ちがすっきりした」のだ。言われたのは技術的なことではなく、もっぱらプロの心構えや身だしなみなど精神的なことだった。
「プロだから身だしなみをきちんとして、ゴルフ場に来たときに他の人に好印象を与えることも必要」といったことも言われた。

また「ミスショットをしても悪いと思わず、次のショットのことを考えるように」前向きな考え方を持つようにもいわれたという。これでこれまでの不調がふっきれたのか、「技術的には何もしていないのにゴルフが良くなった」ことで、好スコアにつながった。北海道からのとんぼ返りも無駄ではなかった。

明日も「下を向かないように」前を向いて攻める。