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キヤノンオープン 2008

藤田寛之は後半乱れて・・・

出だしの1番で第2打を直接入れた。イーグル発進は、さらに2番でバーディを決めて、しょっぱなからいきなり5打差の大量リードだ。

これに一番驚いたのが本人だ。
「びっくりしてしまって・・・。逆に意識してしまったかもしれない」。

楽勝で逃げ切れるはず、という期待。
絶対に逃げ切らなければ、というプレッシャー。

バーディチャンスも決められず、後半に失速してプロ17年目、ツアー通算6勝の選手が改めて実感した。
「リーダーとしてのゴルフは難しい・・・」。

15番でフェアウェイから6番アイアンで打った第2打をグリーンの右手前のラフに外した。右上2メートルにつけたが、パーセーブできなかった。
自ら混戦を呼び込んでしまった。

いよいよ井上と並んで迎えた17番で、またもやグリーンを外して1.5メートルのパーセーブが出来なかった。
再浮上する最後のチャンスは、5メートルのバーディパット。
これを決めて、せめてプレーオフに進みたかった。
「自信のなさが出たのかな・・・」。
結局1打差2位に涙をのんだ。

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