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三井住友VISA太平洋マスターズ 2008

今野康晴「来年こそお小遣いをもらえるように・・・」

最終18番は、4番アイアンで打った残り200ヤードの第2打が池。果敢なウォーターショットは、マイナビABCチャンピオンシップでの17歳の劇的18番をなぞらえて、「遼くんみたいに寄らなかった」と苦笑い。
外からの第4打は、改めてパターで寄せてパーセーブ。
最後のチャンスホールでスコアを伸ばせなかったのを悔やんだが、この2日間でただひとりボギーなしのゴルフを続けている。

しかし夫の活躍に、浮かない顔なのが妻の崇乃子さんだ。
特に前半は絶好のチャンスをいくつか外すたびに、ロープの外で不満げな表情が伺えた。
スコアは落とさなかったが、思ったよりは伸ばせなかった。
「それがどうも気に入らないみたいで・・・」と苦笑する夫はしかし、そんな妻だからこそ頑張れるというのもある。

怖い顔でにらまれていると、きわどいパーパットも「絶対に外しちゃいけない、という気持ちになる」。崇乃子さんが応援に来てくれたほうが、良いゴルフが出来るというのもそのためだ。

そんな今野には発奮材料がもうひとつ。
「お小遣いを増やさなくちゃ、と思うと頑張れる」。
というのも今野家は、その年の獲得賞金に合わせて変動する“年俸制”なのだ。
しかしそれも崇乃子さんの気持ちと夫のゴルフの出来不出来であっさりと覆り、本当なら昨年は100万円ほどもらえるはずが、一銭ももらえなかった。
「今年こそいっぱいもらえるように・・・」。
切実な思いを原動力にする。

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