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ABC チャンピオンシップ 2007

藤田寛之「勝てなくても上にいるのが僕のウリ」

5アンダー2位タイにも「不完全燃焼」だ。「出来な〜い、と思いながらやっている」。いま取り組んでいるスイングの課題。「クラブが、スクエアに戻ってこない。そのせいで、クラブフェースが開いて下りてくる」。
師匠の芹澤信雄に修正ポイントを教わってはいるものの「まだまだ、出来てない状態なんです」。

それでも、スタートの10番で左奥10ヤードの第3打をウェッジで直接入れたり、18番で奥カラーから10ヤードの第3打をパターで入れたり、2度のチップインと、7メートル前後の長いパットを決めたり・・・。

「出来ないながらも、スコアにつながっているから」。
しかも、先週まで2週連続のトップ10入りに「精神状態はすごく良い」という。

今季、何度も迎えながら逃してきたツアー通算6勝目のチャンス。
たとえば、東建ホームメイトカップで初日首位タイ。
つるやオープンで初日2位タイ。
中日クラウンズで初日6位タイ。
日本プロで初日首位タイ。
マンシングウェアオープンKSBカップで初日5位タイ。
三菱ダイヤモンドカップで3日目2位タイ・・・。

むしろ、ファンのほうが敏感で「周りの人ほど、惜しかったときのことを覚えていて、秋になった今でもまだ言われることがある」と、苦笑する。
本人も、もちろん「勝ちたい」には違いないが、今季未勝利ながら賞金ランク8位に「勝てなくても上にいるのが僕のウリ」と割り切って、もう何度迎えたか分からない好スタートも、軽く受け流して気持ちの負担をなくすのが精一杯だ。

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