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ABC チャンピオンシップ 2007

3連覇を狙う、片山晋呉

ディフェンディングチャンピオンの片山晋呉は先週のブリヂストンオープンで、ツアー23勝目。史上6選手しか持たない永久シードまであと2つ。
偉業達成を目前にして「最後まで気を抜かずにやる」と、気合が入っている。

今週、兵庫県加東市のABCゴルフ倶楽部で行われる朝日放送株式会社主催のABCチャンピオンシップは、過去3度の優勝経験があり、しかも今年はツアー史上7度目(4人目)の3連覇がかかる(※)。

抜群の相性の良さを誇る大会は、絶好のターゲットとなる。

「先週は2位、先週は1位だからね」。先週の優勝インタビューで、暗に今週の結果をほのめかした。

また、現在賞金ランク1位の谷口徹とは約2100万円差まで詰め寄った。今年残り5試合で目標の2勝以上をあげれば、4年連続の賞金王もおのずと見えてくるというもの。

自身を含め、首位タイに3人が並ぶ中、7メートルのバーディパットを残した先週の最終18番。
「ああいう場面で、あの距離を入れたのは一昨年のABC以来かも・・・」。
2年前の今大会では、最終18番でやはり同じくらい距離のあるイーグルを決めて大混戦を制し、派手な雄たけびをあげたシーンをと重ね合わせてニヤリと笑った。

※過去のツアーで大会3連覇を達成したのは中日クラウンズ(78−80年)の青木功と、東北クラシック(73−75年)とダンロップフェニックス(94−96年)、中日クラウンズ(95−97年)、久光製薬KBCオーガスタ(96−98年)の尾崎将司と、住友VISA太平洋マスターズ(96−98年)のリー・ウエストウッドの3人(6度)。
ちなみに、ツアー外競技の地区オープンでは九州オープン(74−78年)で鈴木規夫が、また中四国オープン(80−84年)に倉本昌弘が5連覇を達成している。

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