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コカ・コーラ東海クラシック 2007

カミロ・ビジェガスがプロ初優勝

プレーオフ2ホール目にバーディを決めてガッツポーズ!
タイガー・ウッズと争って、敗れた昨年3月のフォードチャンピオンシップ。または4人のプレーオフで、やはり2位タイに甘んじた今年3月のホンダクラシック。今年2年目を迎えた米ツアーで悟ったことは、「優勝に必要なのは、運と冷静な心」。

その言葉どおり、ビジェガスは微動だにしなかった。
2位と2打差で迎えた本戦の18番。
ティショットを左に大きく曲げて、隣の10番ホールのラフに打ち込んだ。
リカバリーの第2打は18番のラフ。
立て続けのピンチにも、動揺はなかった。
例のスパイダーマンのポーズで読みきったボギーパットをねじ込んで、通算2アンダーにとどめて最終組のプレーを待った。

今季、米ツアーで新たに導入されたプレイオフに進出し、最終戦のザ・ツアー選手権 presented by コカ・コーラで9位タイに入るなど、4戦中3戦でトップ10入り。2年連続のシード権も決めている。

藤島よりひとつ年下の25歳。しかし経験の差という点では、ビジェガスが数段うわてだった。

16番のバーディでビジェガスに追いつきながら、18番で絶好のバーディチャンスを外し、にわかに落ち着きを失った藤島に、それ以上付け入るスキを与えなかった。
プレーオフ2ホール目。
第2打を、さらに近くにつけていた藤島に対し、先に奥から下りフックの6メートルのバーディパットを沈めて揺さぶりをかけ、大激戦にピリオドを打った。

昨年の今大会は3位タイ。
2度目の挑戦は、来日前から「今年はリーダーボードの一番上を狙う」と、宣言していた。
蜘蛛男は、狙った獲物は逃さなかった。
難攻不落の三好でプロ初優勝を巧みに絡め取り、有言実行。

「大好きな日本で、しかもこんな難しいコースで勝てたことは、非常に感慨深いものがある。ぜひ、これを機にアメリカでも優勝したい」。
自信という何よりの土産を持って、主戦場へと舞い戻った。

カミロ・ビジェガス(Camilo Villegas)
1982年1月7日生まれ、コロンビア(メデリン)出身。2004年にコロンビア人として初の全米オープン出場を果たし、その年プロ転向。翌年2005年の米二部ツアーネーションワイドツアーで賞金ランク13位に入り、昨年から米ツアーに昇格した。
昨年3月のフォードチャンプオンシップでタイガー・ウッズと競り合い2位タイ。このときの映像は、世界160カ国に届けられ、母国でも初のゴルフ中継として放映された。
今季は、3月のホンダクラシックでプレーオフの末に2位に入るなど、6度のトップ10入りで2年連続のシード権を決めている。
  • 大会主催の東海テレビ放送の石黒大山代表取締役会長より受けたプロ初の優勝カップ!
  • 優勝スピーチのあと、今回の来日に付き添ってくれた母・ルースさんと喜びを分かち合う

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