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片山晋呉は単独2位にも「これ以上は出てこない」

むしろ、爽やかな表情で、大ギャラリーの歓声に何度も何度も手を振った。最終18番。2打差で敗れたが、片山に悔いはない。
「だって全力を尽くしたのだから。僕も最高のゴルフをして、それでも負けたのだから仕方ない」。

開催前から「誰よりも勝ちたい気持ちで来たのが僕」と言ってはばらかず、その入れ込みようには、初日と2日目を同じ組でまわった谷口徹も「唖然とした」と、度肝を抜いたほどだった。

昨年の霞ヶ関で連覇を逃して以来、2度目のタイトルだけを見つめて調整に調整を重ねてきた。
いよいよ本番を迎え、「ここをピークのマックスに持ってきた」という手ごたえもあった。

4日間、自分の期待を裏切らないプレーをやり遂げたという充実感もある。
13番で6メートルのバーディパットを決めて、歯をむき出しにして何度も繰り出したガッツポーズ。

一度は首位の谷口と並んだが、追撃もここまでだった。
「・・・僕は、これ以上出てこない」と、片山。
「今日は谷口さんを褒めるべき。6アンダーは本当にすごい。出ないよ、普通」と、つぶやいた。

極度の緊張状態が続いたこの1週間。
「これで解放される」。
ナショナルオープンの重圧からひとまず解き放たれて、ホっと息をついた。

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