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JCBクラシック 2007

今年から設定されたアグレッシブプレーヤー賞は韓国の李 丞鎬(イ スンホ)

まさに、その賞にふさわしいプレーぶりだった。14番のラフからの第3打は、あわやチップインイーグルのスーパーアプローチ。楽々の“4連続”は、この日7個目のバーディで14ポイントを稼ぎ、今年から設定されたアグレッシブプレーヤー賞を獲得した。

JCBギフトカード200万円分を受け取って「ぜひ両親に贈りたい」。一緒に日本ツアーを転戦してくれている母親への何よりのプレゼントにもなった。

この日最終日は優勝のことはいっさい頭になかったという。
しかし、15番のリーダーボードを見て発奮。
1打差2位にがぜん欲が出たが、最終18番で第2打をバンカーに入れてボギーを打った。1打差で破れて悔しがった。

それでも通算12アンダー2位タイは、今季ファイナルQTランク21位の資格で本格参戦の李にとって日本ツアーでの自己ベストだ。
3日目に同じ組で回った片山晋呉も、「どおりで、良いゴルフしてたもの!」と、その実力に目をつけていたようだ。

昨年、初シード入りを果たしたドンファンと同じ現役大学生。現在、韓国の明和大学3年生の21歳は、日本ツアー初Vこそ逃したが「今日はショットも、パットも今週で一番の出来でした!」と満足そうに話した。

※今大会では今年から、3日目終了時点で上位20位タイまでの選手を対象にしたアグレッシブプレーヤー賞が設定されました。
最終日に記録したバーディを2、イーグルを5、アルバトロスを10ポイントで換算し、合計ポイントがもっとも多い選手にJCBギフトカード200万円が贈られることになっており、近藤智弘と同ポイントで並んだものの、バックナインのバーディ数で上回った李がみごと獲得しました。

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