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三菱ダイヤモンドカップゴルフ 2007

宮里聖志「刺激なら、藍ちゃんから十分に受けてます」

この日ボギーをひとつに留めて、自画自賛だ。「いや〜ティショットが素晴らしく良かったので、楽に回れましたよ!」。

わずかでもラフに入れたら即ボギーといっても過言ではないこの難コース。
曲げるのを怖れて刻む選手も多い中で、あえて、「いま絶好調」というドライバーを握って果敢に攻めた。

フェアウェーを外したのは1番と、17番でだけ。
「特にフェアウェーキープが大事なこのコースで、今日はゴルフがとても組み立てやすかった」という。

2位で迎えた先週の最終日は1日36ホール。先の第3ラウンドで76を打って、一度は後退しながら最終ラウンドで67と巻き返し、最後まで可能性を残したが、ついに15歳を掴まえることはできなかった。

石川くんの史上最年少優勝について、報道陣にコメントを求められた妹の藍さんが「兄たちにはいい刺激になる」と答えたのに対し、「うるさい! 刺激ならお前から十分受けている」と、思わず突っ込みを入れたお兄ちゃん。

その気持ちを切らすことなく、首位と5打差の7位タイは、まだ十分に優勝圏内だ。
2週連続のV争いに「やれるときにやっておきたい」と意欲を見せた。

写真=絶好調のプレーの後は、芹澤信雄と井上忠久、藤島豊和、竹本直哉らとジュニアレッスン会に参加した聖志(右)。地元ジュニアを相手に熱心な指導ぶりを見せた。

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