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セガサミーカップゴルフトーナメント 2005

片山晋呉が3打差の4位タイ

グリーン上で、試行錯誤が続いている。「プレー中にも生まれて初めてやるグリップとか、いろいろ試して、もう何通りの握り方をしたのかも覚えてないくらい」。

今週、初めて握った中尺パターは、前日初日のホールアウト後にシャフトを切って、少し短くした。
アドレス時に、グリップエンドがシャツの胸元に引っかかって邪魔になって仕方なかったからだ。
さらにこの日2日目のホールアウト後は、また別のパターを幾種類か試した。
「明日、いきなりまた替えるかもしれないし・・・」。
突破口を、懸命に探している。

前半の9ホールで3バーディ1ボギー。後半は、オールパー。
「可もなく不可もなく・・・」。本人も、どこかピリっとしないと感じているプレーぶりはしかし、「勝つときは、こんな感じかな」という予兆めいたものもある。

いまだ勝ち星のない昨年の賞金王。
それでも、焦りはない。
「自分の今やるべきことをやれているし去年より、明らかにうまくなっているのは、分かっているから」。
その成果が出はじめるのは、「夏以降」と、にらんでいる。
いまは、より高く飛ぶための助走期間といったところか。

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