Tournament article

日本ゴルフツアー選手権宍戸ヒルズカップ 2005

篠崎紀夫予選会からの出場に、「少ないチャンスを生かしたい」

14番ホールまで、ほとんどフェアウェーを外さなかった。ショットが絶好調。
しかし2打目以降が無難にセンター狙いだったり、いまいちチャンスに寄らず伸び悩んでいた。

「せっかく、こんなにショットが安定しているのだから。なんとか結果を残したい」。

15番パー5から、攻めに転じた。
ティショットでドライバー、第2打でスプーンを握り、思い切ってグリーンを狙った。
残り72ヤードの第3打をサンドウェッジで1メートルにつけてバーディ。

ハウスキャディの中村道代さんが言う。
「ここから、ノリノリで行こう!」。

次の16番パー3は6アイアンでピン左8メートル。中村さんに、読みを任せきったバーディパットはど真ん中からカップに沈んだ。
さらに17番パー4。残り188ヤードの第2打は風向きが分からず、やはり中村さんに判断をゆだねた。
渡された5アイアンで、手前1メートルにつけてまたバーディだ。
中村さんとの、抜群のコンビネーション。
あがりホールの3連続で、いっきに2位に浮上した。

昨年のファイナルQTはランク60位。今年はまだ出番がなく、今大会も予選会からの出場だった。
コース近辺在住のプロを集めて大会週の27日(月)に行われた『茨城県プロゴルフ会予選会』で、上位1名の出場枠を手に入れた。
今季2戦目の今大会。
「少ないチャンスを生かしたい」と、切実な思いを口にする。

ちなみに篠崎は、昨年の今大会も同予選会に挑戦し、わずか一枠の本戦切符を手に入れている。
「それだけでもこの大会との相性の良さを感じるし、明日も今日のようなプレーを続けたいね!」。
中村さんと、仲良く誓い合った。

関連記事