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マンシングウェアオープンKSBカップ 2005

藤田寛之が、2位に5打差

2日間で15アンダー。単純計算で行くと、「最終日は30アンダー?!」。すっとんきょうな声を出してからあわてて首を振る。
「んなわけない。これはまだ練習日。明日からが本番だと思うようにしなくちゃね」。本人も、思わず手綱を締めなおす好調ぶり。

チャンスは必ずモノにするだけじゃない。ミスも、結果的にはミスとしない完璧なゴルフ。同じ組のジャンボも、赤い顔でまくし立てる。
「藤田には、もう勘弁してくれって感じ。OBだぜ、OBしてOKパーだぜ。・・・あんなの、見たこと無い! 今日も藤田に完敗だっ」。

あのジャンボさえ度肝を抜いたプレーは、570ヤードのパー5だ。
ティショットを、左にOB。「少し欲をかいた。フェアウェーをなんとか捕らえようとした」。反省して打ち直した、第3打目となるティショットはフェアウェーど真ん中をとらえ、残り260ヤードのスプーンで打った第4打は、ピン1メートルにピタリ。
これを沈めて、パーにおさめた。“OBイーグル”でこの大ピンチを乗り切って、この日はボギーなしでホールアウトだ。

今年、開幕戦の東建ホームメイトカップと、先週の日本プロで初日首位でスタートしている。
しかし、最終日にいずれも5位に終わっている。
「本当に実力があるならそのまま勝てるはず。僕の場合は、サッカーでたとえるなら、決定打不足」と反省し、「今週は最後までしっかりやっていこう」と専属キャディの梅原敦さんと練習日に話し合ったばかりだった。

2日目を終えて、早くも5打差。
「でもここはみんなが伸ばしていくコース。5打差はあってないようなもの」と、油断はない。
むしろ大量リードが、かえってプレッシャーにもなりかねないが、「そのプレッシャーから絶対に逃げない。今年、僕は変わったんです、最後まで勝つという意識でやる」。

珍しく、強い口調で言い切った。

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