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サントリーオープンゴルフトーナメント 2005

6位タイの塚田好宣「地元で結果を残したい」

練習日に、物干し台をコースに持ち込んだ。台形をした折りたたみ式のそれは、パッティングの練習にちょうど良い。
棒と棒の間にパターを差し込み、棒に当たらないようにストロークする。
まっすぐに、ヘッドを打ち出す練習になる。
「雑巾干しのパット矯正器」と命名した練習法が、初日のラウンドに成果を発揮した。
「まるで、テストの山勘が当たったときみたい。前日に練習していたのと同じような距離とラインが、今日は多かったから!」。
ボギーなしの67でまわって6位タイに、喜んだ。

2週前にコンタクトレンズを無くし、注文していたものが今週ようやく出来上がって来たのも大きい。
無くしてから視力0.8の裸眼のままプレーしていたのだが、その間「ラインが良く見えなかった。やっぱり、目が見えたほうがパットは良く入りますね」。
視界良好で好発進。

4月に、父・義夫さんを肺がんで亡くしたばかりだ。
今週は、義夫さんが72歳でこの世を去ってから初めて迎えた地元・千葉県での大会。
ゆかりの地で、「結果を出したい」。
今週は、天国の父親に良い報告をすることが目標だ。