「昨年のこの大会の優勝で、僕の中で意識改革が起こりました。ここでツアー3勝目をあげたことをきかっけにして、ジャパンゴルフツアープレーヤーとしての自覚と責任が出始め、国内 だけでなく、もっと世界にも目を向けていこう、という気持ちが湧いてきたのです。

その思いを、今年1年間のゴルフにつなげることができました。
2週前の最終戦、ゴル フ日本シリーズJT カップでは自己最高の3位。賞金ランクも初のトップ10入りで、7位につけることがで きました。
僕にとっては、最高のシーズンだった2003年。それもすべては2002年の今大会に勝って、勢 いをつけて今シーズンに突入できたからこそでした。

今年の開催ながら、2004年シーズンにカウントされるということで、試合中の気持ちの持っていき方がとても難しいというのもありますが、僕の中ではしっかりと『2004 年の第1戦』という位置付けがされています。連覇というのは難しいですが、好調だった今年のゴルフをすべてぶつけるつもりで、今年も精一杯プレーしたいと思って います」

• 藤田 寛之