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サン・クロレラ クラシック 2004

北海道出身の高見和宏が2位タイ

「生まれ故郷で120点のゴルフができた」
北海道出身の高見和宏が2位タイ
前週のアイフルカップ3日目。持病の首痛が再発した。まったく首がまわらなくなっ てしまった状況で、最終日はどうにか「奇跡的なパープレー」で回りきったものの、 終了後はかかりつけの病院に直行。
今週も完全に痛みが消えたわけでなく、「1アンダーくらいで上がってこられたら、 上出来だろう」と半分、あきらめの気持ちで初日を迎えたのだった。
そんな状況で、本人もびっくりの66。好スコアのいちばんの要因は、「鬼みたいな パッティング」だ。
出だしの1番で13メートルのバーディパットをねじ込むと、2番で5メートルのパー パット。5番で10メートル、6番で1.5メートルのバーディチャンスを入れた。7番では 8メートル、8番で10メートルのバーディ。9番も、ピッチングサンドでOK距離につけ て、バーディだ。
後半のインコースも、パットでしのぎまくった。チャンスもピンチも、入れまくって 2位タイ発進。
アウト10パット、イン14パットは「打てば入る感じ・・・。あんまり入るもんだから、 途中から気持ち悪くなっちゃって・・・」という合計24パットで、好スタートを切っ た。
「今日は生まれ故郷で120点のゴルフができた」と満足そうに振り返る高見は、今大 会地元の北海道・滝川市生まれ。小学校3年まで過ごした。
今週は、ロープの外から送られる、たくさんの地元ファンの声援にも後押しされてい る。
ここ小樽カントリー倶楽部は99年の日本オープンほか過去、幾度もローカル競技の会 場にもなっていて、高見にとっては慣れ親しんだコースでもある。
「僕の中では、日本でも3本の指にはいる」という大好きな舞台で、シード復活の きっかけをつかみたい。