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日本ゴルフツアー選手権 宍戸ヒルズカップ 2004

携帯用のゴルフナビゲーションシステムが、宍戸ヒルズに登場

キャディさんがつかないセルフラウンドで、プレーヤーがいちばん頭を悩まされるの が、打点から目標 地点までの距離だろう。これまでにも、GPS(全地球測位システム)を搭載した乗用 カートなどが登場 し、ある程度の距離を図る手段はあったものの、それはあくまでもカートが停止した 位置からの距離で 、だいたいの目安にしかならなかった。
だが今週、ここ宍戸ヒルズに試験運用として持ち込まれた“ウォーカロング” (=写真)は、縦15センチ 、横8センチと手のひらサイズで、しかも重量わずか280グラムと超コンパクトな GPS携帯端末機 。だからプレー中、いつでも自在にボール地点から、目標物やピンまでの距離を正確 に把握することができるのだ。
しかも操作はいたって簡単。「セレクト」と「エンター」の2つのボタンを押すだけ と、“機会アレル ギー”のプレーヤーにも嬉しい設計で、プレーのリズムや進行を妨げる心配もないの である。
日本ユニシス情報システム株式会社とビルコン株式会社が提携して開発されたこの “ワーカロング”が 、今週の日本ゴルフツアー選手権宍戸ヒルズカップでも、大活躍している。
開幕直前の練習日やプロアマ戦には、ツアープレーヤーたちに。また本戦では、メ ディア関係者のみな さんに無料で貸し出され、「選手たちの残りヤードが一目瞭然で、分かりやすい」 と、好評を得ている 。
“ワーカロング”はここ宍戸を発信源に、いずれは、日本全国のゴルフ場での導入を 目指している。
※なお、プレーの援助となるため、本戦中の選手たちには、このワーカロングの貸し 出しを行っておりません