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日本ゴルフツアー選手権 宍戸ヒルズカップ 2004

今年のコースセッティングについて

トーナメントディレクター・山中博史
今年のコースセッティングについて
「ここ宍戸ヒルズに会場が移って今年で2年目。今年は8番、11番、12番、16番ホール の4ホールでヤーデージの変更を行い、総計140ヤードの距離延長を行いました。中で も12番パー4は、ティグラウンドを後方に下げて79ヤードも延長。昨年まで、ほとん どの選手がアイアンでティショットをしていましたが、今年はウッドを持って270 ヤードは飛ばしておかないと、セカンドを打つときにグリーン手前の池が見えない状 況に。また、左に引っ掛けると、谷底に落ちる仕掛けになっており、選手たちは攻め 方の変更を余儀なくされるでしょう。
グリーンはペンリンクスに、細くて絡みつくコブラという種の洋芝がオーバーシード され、スティンプメーターは12.5フィート、コンパクションは13〜14弱。昨年以上の 速さと硬さに仕上がっています。フェアウェーの刈り高は13ミリ、セミラフは30ミリ、ラフはところによっては150ミ リ以上に成長し、ミスショットを待ち受けます。
1年間、じっくりと整備されたフィールドは万全の状態で1日(木)の本番から、いよ いよ選手たちを迎え入れます。昨年以上に難しいコースセッティングに加え、4日間 の ティグラウンド、ピン位置を工夫して、最終的には2桁アンダー出せば優勝、という 設定にした いと思っております。今年の最終日も、昨年の伊沢選手の涙の優勝スピーチのような 名シーンを、ファンのみなさまにお届けできるといいのですが・・・」(日本ゴルフ ツ アー機構・競技運営ディレクター)