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久光製薬KBCオーガスタゴルフトーナメント 2004

待望のプロ初優勝!「今までの失敗の経験を活かすことが出来ました」

2004チャレンジトーナメント第6戦『PGMシリーズ第4戦松島チサンチャレンジby JGTO』を見事制したのは”期待の新星”プロ2年目24歳の清田太一郎(フリー)。

混戦模様の匂いが漂う最終日、若干24歳”期待の新星”清田太一郎が驚異的な”62”爆発チャージでその実力を見せ付けた。2位に6打差をつけるという圧倒的な強さで華々しいプロ初優勝を飾った。

「プロで初めて勝てた事ももちろん嬉しいですが、今までいつも良いところまで行って自滅していたので、2日間通してベストなプレーができた事が何よりも嬉しいですね。」と今まで数々の失敗の経験を活かせての優勝が本人の喜びを倍増させた。

前半の3番、5番、6番とバーディを奪い前半33でハーフターン。続く10番Par5でもきっちりバーディ。そして12番でもカラーからチップイン。12番Par5では残りピンまで200ヤードを6番アイアンでグリーン際25ヤード。そこからSWでチップインのイーグル。「とりあえず2ケタまでアンダーを持っていこうとプレーしていたのが、このイーグルでいけた。でもここで意識したらダメだ。今までと同じで自滅する。次は12。そして取れたら13。と優勝を意識せずに目の前のスコアを目標にプレーしました。


今日は本当、はじめて意識せずにプレーができました。すごく嬉しいです。」と続く14番、15番と1イーグルを含む4連続。清田の天性の素質が徐々にプロでの経験値数の上昇と重なり開花し始めてた。「いつも弱気になって自滅しているので、今日はとにかく守らないで一つ一つ攻めていこう。と自分に言い聞かせながらプレーしていました。あせらず自分が今できる事をベストのプレーで。」17番のバーディでついに14アンダーに。後半29。9パット。結局自身の自己ベストスコア62をマークし、トータル14アンダーの他を圧倒する”ドハデ”なプレーでプロ初優勝を飾った。

この優勝で賞金レース2位に浮上した清田だが、来年のツアー前半戦の出場権が与えられる賞金5位以内については「意識すると良くないので、とりあえず目の前の試合に一試合一試合集中してベストなプレーを心がけるだけです。」と今までの失敗を繰り返さない経験値で残り4試合を戦う。

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