今週、キャディに起用した女子プロの佐藤靖子選手との息もあって、藤田が単独4位に浮上してきた。

2年前まで、葛城ＧＣで同じ所属だった佐藤プロには年頭に、「今年、シードを取ったら担がせてあげる」と話していた。佐藤プロが約束を果たして実現したこのコンビ。3番グリーンで、少し離れて控え目にしていた佐藤プロを、藤田が呼び寄せた。

右から3メートルのバーディチャンスは、「ストレート」と意見があって、これをど真ん中から沈めるなど、要所要所でのアシストもばっちりだった。

藤田は、アジア・ジャパン沖縄オープンで今季1勝をあげている、とはいえ同大会は昨年12月の開催だった。

「僕の中では、あの試合での優勝はあくまでも去年のはなし。なんとか今年1勝をあげて終わりたい」とかねてから話していただけに、最終日も「最後に良い形で締めたい」とやる気。5打差からの大逆転で、“今年初優勝”を狙っている。

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• 藤田 寛之