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ブリヂストンオープンゴルフトーナメント 2003

ブリヂストンオープン2003 2日目第2ラウンドは、藤田寛之と丸山大輔が通算12アンダーで首位

“今年1勝目”を狙う藤田寛之が久々の首位
藤田がツアー3勝目をあげたアジア・ジャパン沖縄オープンが開催されたのは昨年の 12月だが、賞金は2003年のランキングに加算される。今シーズンの勝ち星として、カ ウントされることになっているのだが、「僕の中では、去年で一区切りついちゃって るんです。すでにあの試合の税金も去年のうちに払っちゃってますし・・・」。

藤田に は、今年まだ未勝利という意識が強いらしい。

34歳、そろそろ中堅どころと呼ばれる年齢だ。ツアー界には、次々と若手選手が頭角 をあらわしている。それだけに「やっぱり、今年中にもう一度、ちゃんと優勝してお きたかった。そうしないと、ファンのみなさんにも忘れられちゃいますからね」。

夏以降、やや低迷が続いていたが、1打差3位タイからスタートのこの日2日目はノー ボギーの66でまわって今年のサントリーオープン2日目以来の首位に立ち、久々に存 在をアピールだ。 先月から、「1本足打法」でのショット練習を繰り返している。右足から左足への体 重移動を明確にすることで、ボールに十分、パワーを伝えきるためだ。

その練習が効いて、飛距離、方向性とも徐々にアップしてきた。スウィングの完成度 は、「普通に回れば、アンダーパーはあたりまえに出せる」と言い切れるほど、ほぼ 満点に近い内容だ。
「あとはこの高麗グリーンで、パッティングがどこまでイメージどおり打っていける か、です」。念願の“今年1勝目”にむけ、いまのところ、藤田にほとんど死角は見 当たらない。

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