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〜全英への道〜 ミズノオープン 2003

ボランティア活動を通して、ジュニアたちがツアープレーヤーの迫力ある弾道を堪能大人気、親子ボランティア

毎年、述べ1200人ものボランティアを動員する今大会は、今年から新たな試みとして、“親子ボランティア”の参加をつのった。これは、トーナメントの雰囲気を味わっていただくと同時に、親子の触れあいや社会貢献、奉仕の心、ひいてはジュニアの人格形成に役立てていただこうというもので、地元・笠岡市の教育委員会を通して15組30人限定で募集をかけたところ、大好評。6月の受付開始から、1週間もたたないうちに、定員を締め切る人気ぶりだった。
A、B、C班に分かれて1番ホール周辺、7、8番ホール周辺、9、10番ホール周辺に散らばった親子たちは雨ふりそぼる中、会場内のゴミ拾いをしながらプレーを観戦。
城見小学校5年生の大本光江ちゃん(=写真右)は、お母さんの玲子さん(=同左)とこの親子ボランティアに参加した。
2人は、実はゴルフはほとんど初心者だが、「こうして親子で一緒に取り組める行事は、普段なかなか見つからないので思い切って募集しました。この機会に存分に、ゴルフを楽しんで帰ろうと思っています」と嬉しそうに話してくれたのは、お母さんの玲子さん。
光江ちゃんは、そのお母さんのそばにピッタリと寄り添いつつ、丈高く伸びた瀬戸内海ゴルフ倶楽部のブッシュの中を、ゴミを探して懸命に散策。ときおり、そばを過ぎていく選手たちの迫力あるプレーにちらちらと目をやりながら「球がすごい勢いで飛んでいくね」と玲子さんに耳打ちするなど、トーナメントの雰囲気を堪能していた。
小学5年生から中学2年の15組の親子たちは、ボランティア活動のあと、練習場横のチャリティ・パットパットゴルフ大会会場に集合して、レッスン会にも参加。ミズノスタッフの児谷直樹プロの指導のもと、明るい歓声をあげていた。