早朝からコースにたちこめた深い霧は、スタート予定時刻の7時20分になっても、依然として50ヤード先の視界をさえぎったままだった。大会本部で状況を見ながら、30分ごとにスタート予定時刻をずらして回復を待ったが、午後からの台風接近の予報にさらに天候が悪化する可能性が大きく、9時30分、やむなく第1ラウンドの競技中止の決定を下した。

「この日は朝6時前から、深い霧がほとんど全ホールを覆い、1番、10番のスタートホールでさえ、セカンド地点のバンカーの位置が見えない状況でした。6時45分の最初のスタート時刻の変更から、30分ごとに時間をずらしてスタートが遅れる旨のアナウンスをかけて回復を待ちましたが、このあと午後から台風も接近するとの予報で、さらに天候が荒れることも予想されましたので、第1ラウンドの競技はやむなく中止とすることにいたしました。
しかし競技自体は、たとえば最終日1日で決勝の36ホールを行うなど、当初の予定である72ホール消化の可能性も、残しております。明日金曜日に予選の第1ラウンド（7時20分スタート予定）、土曜日に予選の第2ラウンド（同）を終えた段階で、再び主催者さまとの協議の末、今後の方針を決めたいと考えております。
本日は、悪天候にもかかわらず、コースに足を運んでくださったみなさまには心より感謝いたします。残り3日間も、ぜひ、会場にお越しになり、選手たちに大きな声援を送ってください」

•