前日2位の菊池純は、2連続の“池ポチャ”で8位に後退

1番で、右横5メートルを決めてバーディ。2番で第3打を、バンカーから寄せて、これまたバーディのロケットスタートで谷口に負けじと、力強くこぶしを握ったのは、この日2打差2位からスタートした菊池純だ。
だが、「それがかえって、プレッシャーになったかな…」

2連続バーディのあと、2連続の“池ポチャ”は、悔やんでも悔やみきれない。

3番パー４のダブルボギーは、第2打で、丈高いラフからの脱出に失敗して池へ。
4番パー３のトリプルボギーは、5か4アイアンで迷ったティショットを、4アイアンでシャンクさせ、再び、池にぶち込んだ。
「とにかく、“やっちまった〜”って、感じでした…」とうなだれた。
首位の谷口が伸び悩み、朝の練習場で様子をうかがったときにも、（谷口さんは、あまり調子がよくなさそうだ）と、感じとっていただけに、この日の“自滅”には、後悔しきりだ。

「でも、初の最終日最終組は非常に勉強になったし、きっと次は大丈夫。次のチャンスは、もっと闘える自分で挑みたい」と、最後には、持ち前のプラス思考を取り直した菊地。
「この悔しさは必ず今後に生かす」と、自らに誓っていた。

• 

• 

• 菊池 純