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全日空オープン 2002

「ほんのちょっと、チャンスが出てきたね」

ハーフターンで兄との6打差を3打まで縮め、ジェット尾崎が最終組でV争い

「う〜ん…今日は良いような、悪いような…。
ショットがね、先週の総武(サントリーオープンのコース)みたいに、気をつかうってことはないんだが、それでも、あのときのイメージがまだちょっとね…。
総武の狭い林間コースで1週間やってきた影響で、ちょっと、振り切りが、悪くなってたんだ。
今週、この広いコースでね、『よし、思い切って行こう』って、切り替えが出来る人間はいいんだけど、あのイメージを、そのまま持ってきてしまった人間は、やはり、立て直すのに、2、3日はかかってしまうんだな。
…でも、まあそれも、だんだん、良くなっていているから、明日には、問題なくなっているとは、思うんだがね。
あとはパット次第。
今日も、ショートパットで、おかしいのがいくつかあって、8、9番のボギーも、完全に外していたからね。
まあ、そのあたり、パットで強気にやれれば、オレにもちょっとはチャンスがあるかな。
パットでも、順調にやれているんだと思い込んで、明日も、65、6のスコアを出したいものだね。

…しかし、あれだね、オレは連続ボギーでターンして、そのときは、ジャンボと6打差もあったんだよ。
もうオレには、チャンスはないと思ってたんだが…。
6年前の一番強いときのジャンボなら、確実に勝っている展開だ。
…こう言ったらなんだが、しばらく勝っていない今のジャンボは、どこか何かが少しずつ、狂ってきてしまっているのかなあ・・・。
このコースは、下から追う者がピンをガンガン狙っていって、62くらいのスコアも出せる可能性があるところだ。
ジャンボがあのままぶっちぎっていたら、誰かに62を出されても、追いつかれず、楽勝で、勝てていたんだがなあ・・・」