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アジアパシフィックオープンゴルフ選手権競技 キリンオープン 2001

豪州のピーター・シニアが首位タイ

日本でも馴染み深いシニア(右)は、同組の中嶋と談笑しながらリラックスプレー
豪州出身のピーター・シニアが、好スタートを切った。
92年のブリヂストンオープンのほか、日本で3勝。92年から96年まではシード権も守り、日本でもおなじみの選手だったが、「3年前にスウィング改造に踏み切った」のが原因で、国内ではたまに推薦出場するくらい。
「ここ数ヶ月も、そんなにいいゴルフが出来ていたわけではなかったので、自分でもびっくりです」と、バーディチャンスはほとんど1ピン以内という7バーディ、ノーボギーのゴルフに目を白黒させた。
「実は、来週の中日クラウンズも、推薦出場をもらおうと思っていたのですが、ダメだったので・・・。今週も、昨年(2位タイ)に引き続き、良い成績を出して堂々と和合に行きたいな」と、自力での出場権獲得を狙っている。

シニアの話
「今日はグリーンをはずしたのは、1番と8番だけ。自分でも、本当に良いプレーができたと思うよ。
このコースは、昨年も2位だったし、過去にも優勝(95年、当時の名称はダンロップオープン)しているし、相性の良いコースみたいなんだ。距離が長くて、ミドルアイアンをうまく使えなくてはいけないホールが多いのが好きなんだ。
今は、ゴルフをしているより、家にいるほうが多くて、地元のオーストラリアでも、2試合出て、7週間休む、というときもあるんだ。そうなると、コンスタントに良いスコアを出して、効率よく成績を上げるようにしないといけないでしょう?
そのために、3年前、コーチのギャラリー・エドウィンさんという人について、スウィング改造に踏み切ったんだ。ニュースタイルは、『スタンスを取って、ただ腕を振って元の位置に戻してくるだけ』といったコンパクトなスウィング。体の動きを少なくするのが目的なんだ。
今日は、このニュースウィングで、初めて良いプレーができたような気がするよ。
以前は、本当にひどいスウィングをしていて(笑)、安定したゴルフができなかったからね」