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カシオワールドオープン 2001

「今年の僕の主戦場は日本、だから戻ってきたんだ」

 実は先週、故郷のオーストラリアンツアーが開幕したばかり。
 ジョーンズも、帰国して参戦し、「パットの調子は良くなかったんだけど、4日間通しては、非常に良いプレーができた」と、好感触をつかんだが、故郷でのツアーは1試合にとどめてとんぼ返り。再び来日し、今週、鹿児島入りした。
 「だって今年、僕の主戦場は日本。そこで、1年間良い成績を残したいと思うのは当然でしょう? だから、すぐ戻ってきたんだ」
 昨年、QTから挑戦し初参戦を果たしたツアーでのさらなる上昇を期して、舞い戻ってきたのだった。

 今回、ハードスケジュールにはなったが、その甲斐はあった。
 先週の里帰りの際、米ツアーで活躍中のスティーブ・エルキントンのコーチでもある、アレックス・マーサさんには、「前のスィングでやれば大丈夫だ」とのアドバイスを受けることができたからだ。
 ジョーンズが7月から調子を崩して予選落ち続きだったのは、185センチと長身のためにどうしてもアップライトになってしまうスィングを、無理にフラットに改造しようとしたことが、原因だったことが解明された。
 ジョーンズとマーサさんの付き合いは、もう10年来。信頼のおける人からのひとことが、自信回復のきっかけとなった。

 この日は、「気が付いたら、いつのまにか4連続」のロケットスタートで、首位発進。
 現在、ドライビングディスタンス1位の飛ばし屋でもあるジョーンズは、「いぶすきは、ティショットの落としどころが広くて思い切って攻めていける相性の良いコース。今週、チャンスがあるかも!」初日にして早くも、日本ツアー初Vを、視野に入れている。