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ブリヂストンオープン 2001

▼ 大会みどころ&コースセッティング会場の袖ヶ浦CCと大会みどころについて

 「今大会は今年、30回大会を迎えられました。
 数々の名勝負とともに、長い歴史を重ねてこられました主催のブリヂストンのみなさまに、まずお祝い申し上げたいと思います。
 世紀をまたがり、今後も末永くよりすばらしい大会を作っていけるよう、我々、日本ゴルフツアー機構としましても、努力をしてまいりたいと気持ちを新たにしております。
 ファンのみなさまにも、よりいっそうのご声援を、お願いしたいと思います。

 さて、その30回大会を迎える袖ヶ浦CCのセッティングですが、今年は、従来のコースレイアウトにより近い形に戻し、フェアウェー幅を、ゆったりと取りました。
 これにより、昨年以上に、選手たちのダイナミックな攻めが、期待できるでしょう。
 それに対して、袖ヶ浦のグリーンは、今やツアーでも数少ないコーライグリーンです。
 芝目が強く、より微妙なタッチが要求されるやっかいなグリーンで、いかにこの芝を読みきるかが、勝負の分かれ目。
 選手たちの飛距離が、ますます伸びていく一方のいま、今週は、豪快なショットとは対照的に、繊細なグリーン上の戦いも、また見所となってきそうです。

 今年は、夏の渇水でメンテナンスにも非常に手間がかかりましたが、グリーン、フェアウェーとも好コンディションで、選手たちを迎え入れることができそうです。
 ご努力いただいたコース管理のみなさまには、この場をお借りして心よりお礼を申しあげたいと思います。

 初日の木曜日は、台風の影響で悪天候が予想されますが、2日目の金曜日以降は、ほぼ晴天の予報です。週末は、ぜひ袖ヶ浦で。選手たちの息詰まる接戦を、お楽しみください」

★ コースメモ
 袖ヶ浦カンツリークラブ袖ヶ浦コースは、豊かな松林でセパレートされた林間コース。全体的にフラットでありながら、緩やかな自然の起伏がところどころに見られる。ドッグレッグや池超え、谷超えと変化に富み、狙うべきポジションと方向がきっちりと決まっている。
 グリーンはツアーの開催コースでも数少ないコーライグリーン。目の強くラインが読みづらいその芝に、苦手意識を感じるプレーヤーも多い。

 名物ホールは16番、537ヤードのパー5。ティショットの落下地点左側にそびえる、三本杉の「御神木」がそびえ、ここをいかにクリアできるかがポイント。
 「御神木に打ちこむと、バチがあたる」と畏れるプレーヤーもいる。