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住建産業オープン広島 2001

「4日だろうと3日だろうと、僕は勝つよ!!」ディネッシ・チャンド

 降り続く雨の中、1時間ずつ2度、スタート時間が遅れたあと、9時20分に中止決定のアナウンスが流れると、ディネッシ・チャンドは頬を膨らませた。
 「いま、すごくゴルフの調子がいいんだ。…今日はやりたかったなあ!!」
 初日、6アンダーで単独首位。気合充分でコースに来たのだが、みなぎる闘志に水を挿されたかっこうに、チャンドはややご機嫌ななめ。
 ほかの選手からの「競技が短くなれば、優勝の可能性が高くなるよ」との冷やかしにも、「4日だろうと3日だろうと、僕は勝つさ!」とキッパリ言い返し、「ホテルに帰ってもやることがない」、と、雨の中、練習場に直行した。
 なお、中止となった第2ラウンドは、7日金曜日の7時40分から再開。
 決勝ラウンドは8日・日曜日に1日36ホールを消化するか、1日18ホールで計54ホール競技に短縮するか、大会本部にて検討ののち7日・土曜日に正式に発表いたします。

 「昨晩から降り続いた雨で、コースコンディションが悪く、フェアウェーはほとんどがカジュアルという状況。特にバンカーはひどく、朝5時半からスタッフ総出で水抜き作業に当たりましたが、作業のあとからすぐに水が浮いてくるという状況でした。台風が梅雨前線を刺激して今後ますます雨はひどくなり、また、雷注意報も出ておりましたので、やむなく9時20分に、中止を決定いたしました。荒天にも関わらず本日、足を運んでくださったギャラリーのみなさまには、大変ご迷惑をおかけいたしましたことを、お詫び申し上げます」(大木徹・JGTO競技運営ディレクター)