Tournament article

JCBクラシック仙台 2001

「全身に、脱力感・・・でも、頑張る」

皆勤賞の藤田寛之が、3位タイ浮上

 現在、“全試合出場&予選通過”の記録を更新中なのが、この日2位の手嶋多一と、3位タイに浮上した藤田寛之だ。
 特に、藤田は先週の大会でプレーオフの末、2位になるなど、V争いも続いている。
 「全身に虚脱感があったり・・・やっぱり疲れていますよ」と言いながらも、8週間、休養を取れないでいるのは、「危機感から」だという。

 「僕は、華々しくデビューしたわけでもない、予戦会から勝ち上がってきた選手。
 ずっとシード権は守ってこれたけど、それでも毎年、ツアーの開幕は、『今年はダメかもしれない』という危機感を常に持って迎えるし、ちゃんと(シードが)決まるまでは、疲れていても休む気になれなくて・・・。もう、その癖がついてるんですね」

 体の疲れを取る秘訣は、「毎週月曜日の走りこみとトレーニング」。
 だが、先週の大洗から直接、仙台入りした今週は、満足にその時間も取れず、「ちょっと限界かな」と藤田。
 「でも、また上位争いができる位置。小達さんの6打差を逆転するのはムリかもしれないけど、来週の休みを励みに、精一杯戦いたいですね」と話した。

関連記事