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最終日の片山晋呉を支えたもの「小さい人間は、より大きな努力を」

インタビューの席で、「これからこのまま、夕方はトレーニングに行くつもり」とこともなげに言った。寒さの中でのV争い。体も精神力も、そうとう消耗しているはずだが、賞金王は休まない。

「僕みたいな小さな人間は、より努力しないと、大きな人に勝てない。今年のオフは、特にその自覚を持って過ごした」という。

取り入れたトレーニング法のひとつは「ラウンド中、ボール位置まで走ること」。
1ショット打つごとに、次打地点まで全力疾走してゼイゼイと息が上がった状態で球を打つ。
「普段は、それほどドキドキして球を打つこともない。でも、こうすれば、緊張したときと同じドキドキした状態でのショットが体験できるでしょう?」。

このほかにも、短い距離のダッシュやジョギング。あらゆる方法を取り入れて、1日平均10キロの走りこみを行って「多分、今年のオフに一番走った選手は僕」と胸を張る。

周囲には、「よくそこまでやれるね、つらくない?」と聞かれる。
片山は平然と答える。
「走ることで成績が出るのなら、僕は、なんとも思わない」。
自分の信じたことをとことんやりとおす。
ひたすらわが道を行く姿勢が、強さの秘訣だ。

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