Tournament article

JGTO TPC イーヤマカップ 2000

「自分でも、ちょっとびっくり」

 「今日はあまり、ピンチはなかったですね。17番は、1パットパーですけど、それもエッジだったんで、状況的にそれほ難しくはなくて、結果的にメートル半のパーパットを入れたのでピンチといえばピンチですけど、どうしてもボギーになってしまうという状況ではなかったんです。
 今日はティショットがフェアウェーに行ってましたからね。はずしても、フェアウェーバンカーに入っているとか、刻まなくちゃいけないようなラフにも入ってないですし、ピンをデッドに狙っていくことができましたから、それが結果的によかったんじゃないでしょうか。
 ショットもドライバー、アイアン共によかったし、自分でもちょっとビックリですよね。でも思ったより、意外と他の選手もスコアが伸びていましたよね。
 僕がティショットで刻んだところは5番のロング。それ以外はほとんどドライバーで打ちました。練習ラウンドではもっと難しい印象があったんですけど、今日の場合は練習ラウンドのときより天気になった分、ボールが飛んだものですから、セカンドで持つクラブが、2クラブくらいは確実に違っていたので、それでイメージ的に楽だったというのもあります。練習ラウンドは、こういうコースだから、できるだけたくさん回っておいたほうがいいだろうと思って2日間(火、水曜日)で2ラウンドしたんですけどどちらも雨だったんです。
 ドライバーが打ちたいポジションに行ってくれたので、それが1番の要因だと思います。アイアンは、フェアウェーにボールがあればなんとかなると思うんでけど、ティショットはやはり思ったところに打てないと、どうにもならないと思う。
 ここは、漠然と打ったり、油断したり、集中を欠くとフェアウェーを捕らえることができないコース。
 今日は、非常に集中力が良くて、結果も伴ってくれたのでよかったんですけどね。適当に打ってどうにかなるコースじゃない。ティショットがフェアウェーに行かないと、絶対にゴルフをさせてくれないコースです。ラフに入れると、状況にもよりますけど、グリーンまで届かないこともありますからね。もともとコースが持っている土台が非常に良くて、その上にさらに、うまくセッティングをしているという印象がありますね。
 今日は、僕はたまたまうまくいっただけ。明日以降、ラフに入ったらそこでまた考えたいと思いますね」